俺にだって好きな事だけじゃ飯が食えなかった時代はある。

だがそういう時によ、薬物売ったり女からゼニ引っ張ったりって、そんなその日暮らしをして逃げてるようじゃ駄目だな。

男は修行するしかない。日々自分の価値を上げていくしかない。狼煙を上げるその日のために、己の自信を磨くしかない。

CLUB DIRTYはそんなポンコツどもを俺が鍛える場所でもある。

水業界もめちゃくちゃじゃねえか。
女にオイコラしてそこらへんで立ちんぼさせて銭使わせてんだろ。
無理に潰して高額会計、借金させてみたりってよ。

そういう事をしないでも、お前自身が修行して応援される人間になれば売上なんてもんは勝手についてくる。

俺の顔でお客様も呼べる。その席で誠心誠意接客してみろ。
イケてる男なら出来んだろ。

ラッパーで生計を立てたいって夢の途中のやつは特に応援したいぜ。
皿洗いと接客しながらスタッフみんなで歌ってみたり、リリック見せ合ったりして腕を磨け。

売れるのが客への恩返しだ。デカいホールにいつか招待してやれ。

だが別にラッパーじゃなくてもいい、夢のあるやつを応援したいんだ。
だが歌舞伎町の水は温泉みてえに一生浸かってていいもんじゃない。

二年だ。二年で稼いで引退しろ。

不細工な面した男はいらないからな。
自信ある奴は来いよ。

俺が道しるべになってやるよ。